タンカーやコンテナ船など、大型船舶用のシリンダライナと呼ばれるエンジン部品を製造する東亜工機。
市原 優貴さんYUKI ICHIHARA
24歳2016年4月現在
入社7年目の市原さんは、溶かした金属を鋳型に流し込んで製品を作る鋳造の担当。 「円筒状のシリンダライナだけではなく、シリンダカバーなどの複雑な形状の製品も取り扱う工場に所属しています。鋳型を作るのが自分の仕事で、作業がかなり細かいため、ほとんどが手作業になります。昔から “鋳物は正直者”って言われるほど、ごまかしがきかないので、絶対に手が抜けません」。 趣味は釣りで、会社の釣りクラブにも所属。釣るだけでなく、魚もさばける本格派。
松林 博史さんHIROSHI MATSUBAYASHI
27歳2016年4月現在
入社10年目の松林さんは機械加工の担当で、円筒状になった製品の内面仕上加工を行う。 「機械加工には、荒削りから仕上げまで10工程以上あり、その一部を担当しています。製品が大きくなればなるほど、正確な寸法に加工するのがとても難しい。機械操作や加工は、これまでの経験に頼るところもあるので、コツをつかんで思い通りの寸法に加工できたときは嬉しいですね」。 趣味は釣り。会社の先輩に誘われたのがきっかけで、今はルアー釣りにハマっている。
古賀 嘉紀さんYOSHINORI KOGA
19歳2016年4月現在
入社2年目の古賀さんは鋳造の担当で、円筒状になった製品の内径部分となる鋳型(中子)を作っている。製品は大きいもので全長4m以上、内径φ980mm、重さ8tにもなり、溶かした金属を鋳型に流し込んで作る。 「内径部に金属が流れ込まないようにするのが中子の役割。特殊な砂で成型しますが、一度しか使えないので製品のサイズに合わせて毎回作ります。結構、体力勝負です」。 趣味は小学一年生から続けている野球。会社の野球部に所属し、レギュラーとして活躍。